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?D 時刻表表示
現状では、一般的に単一型や複合型が用いられ、事業者によりその適用は異なっている。
当該表示は単体としてはわかりやすいものであるが、複数の系統が発着するバス停では、それぞれの時刻表を表示するため、動もすれば見にくく、わかりにくい表示になりやすい。そのため、表示内容の明瞭性に係る対応や長寿・福祉杜会の進展等への対応として、
◆デザインの工夫
◆表示する文字等の大きさ
◆表示の明るさ
◆ローマ字の併記(系統・行き先名)
が重要となる。さらに視覚障害者の利用に資するためには、必要に応じて「点字での表示」も重要となる。ただし、点字表示については、触覚による認知となるため表示位置やその量について配慮する必要がある。

 

?E 運賃表表示
この表示については、均一制運賃の場合にはとくに問題はないが、距離制運賃の場合には、時刻表表示の場合と同様に、
◆デザインの工夫
◆表示する文字の大きさ
◆表示の明るさ
◆ローマ字の併記
に配慮することが重要となる。さらに視覚障害者の利用に資するためには、必要に応じて「点字での表示」も重要となる。ただし、点字表示については、触覚による認知となるため表示位置やその量について配慮する必要がある。

 

?F乗降方法・注意表示および問合せ先表示
バスの乗降方法や運賃の支払方法等については、地域や事業者により差異が存在しており、また最近ではリフトを装備したバス等も導入され、その利用方法等について利用者に告知する必要性が高まってきている。事前にパンフレットや広報等を用いた利用者への告知も重要となるが、バス停にもその内容を表示することが肝要となる。
その際には、他の表示と同様に、
◆表示する文字等の大きさ
◆表示の明るさ
に配慮することが重要となる。さらに外国人や視覚障害者の利用に資するためには、必要に応じて「ローマ字の付記」や「点字での表示」も必要となる。ただし、点字表示については、触覚による認知となるため表示位置やその量について配慮する必要がある。

 

 

 

 

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